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TBS(MBS) 情報7daysニュースキャスターで生前葬が放送されます

2018年9月22日(土)TBS(MBS)テレビの「情報7daysニュースキャスター」(22:00〜)”変わりゆく「終活」事情…“生前葬”“生前整理”の現場は”で弊社の代表原田の生前葬事例が紹介されます。
樹木希林さんの死を受け、終活が新たに見直される中で葬儀のあり方の一つとして生前葬が紹介されるというもの。

芸能人の生前葬は、たまに話しも聞きますが、一般人の生前葬の事例はあまり見かけることがありません。
それもあってか、生前葬のイメージはあまりなく、どちらかというと生前の模擬葬儀だと思っている人がほとんどではないでしょうか。

取材時には、息子として90歳の父親の生前葬を行った弊社代表、原田の体験談を、実際の生前葬の様子、実施するまでの課題、どのように課題を解決したかなど、当時の映像を交えながらご紹介しました。

生前葬は生前の模擬葬儀ではなく、御本人を絆に血縁や大切な人とのご縁を再確認する、楽しいパーティーだということを、お伝えできればと思います。

TBSニュースキャスター生前葬
取材風景:突然やってきたTBSニュースキャスターのディレクターとやや緊張しながら生前葬について話す、弊社代表原田
終活と生前葬

オリジナルエンディングノート「フィナーレノート」が完成

生前葬エンディングノート

エンディングノートが遂に完成!
表紙や中面にイラストレーター見杉宗則(http://www.h-misugi.com/)さんのイラストを登用し、まるで絵本のようなエンディングノートになりました。

エンディングノートの課題である、書き難さの原因、筆が止まる原因は、
・書くことがわからないこと
・書いていて楽しくないこと なのです

書きやすいこと、書きにくいこと、更新頻度の高いもの低いものという項目を分けあえて3冊に。
変わらない情報(自分の履歴など)と、更新したほうがいい情報(もしものことや相続、財産のこと)を別冊子にしているため、1冊づつ完成させることができ、“中途半端”さがなく、やりがいや達成感に繋がります。

また、内容が古くなっているけれど、修正できないし、かといって一から全部書き直すのは大変。
そんなときには、更新するべき冊子だけ新しくすればいいのです。

また、今後、書き方のセミナーも行っていきますので、ご安心ください。
お求めは、4月末までクラウドファンディング“マクアケ”にて、リターンでご提供しております。
ぜひよろしくお願いします。

終活と生前葬

遺影写真の選び方〜生前撮影から遺影イラストまで

突然家族が亡くなり、慌ただしい中でなんとか見つけた写真で遺影をつくってしまう、そんな経験はありませんか。

ちゃんと撮影しておけばよかったとか、いい写真があったのにどこにいったかわからない、後になって、もっといい写真があったのに・・・・など、後悔する方も多いようです。
御本人らしい写真で遺したい・・・と誰もが思うものです。


■遺影写真の役割

遺影写真は故人が最後の姿として遺すもので、遺影写真には故人の「思い」が籠もっています。あるいは、お写真を見たご家族が、そこに故人との思い出を投影して見るのかもしれません。
またお通夜やご葬儀などの際、真っ先に目に入るのが遺影写真です。だからこそ、 遺影写真は笑顔で、懐かしい元気な姿で、故人との思い出が蘇る、そんなものであってほしいものです。


■遺影写真の選び方

遺影写真で重要なのは、その人らしさが一番感じられる写真を用意することです。

故人が亡くなってから、遺影写真を急遽つくる場合、葬儀社などにつくってもらうことになります。その場合、過去の写真からいいものを見繕って渡すのですが、この場合の目安として、亡くなる5年〜10前までの写真を使用するのが一般的のようです。あまり前の写真を使ってしまうと違和感がでてしまうからです。
特にお孫さんがいる場合は、あまりに若いころの故人の写真を使うと、お孫さんにとってのおじいちゃん、おばあちゃんのイメージと遠いものになってしまいます。元気だったころの写真の中で、できるだけ最近のものを使うといいでしょう。
ただし、健康状態やご病気などで変わってしまった場合は、みんなが一番良く知っている、お元気だった頃のお写真を選ぶのがいいでしょう。


■遺影写真の準備 使える写真と使えない写真、参考サイズ

遺影に使う写真は、決まった形でないといけないというきまりはありません。スナップ写真でもまったく問題はありません。
今や写真加工の技術は特殊なものでもなんでもなく、ピントが合ってさえすれば、どのような写真でもほぼ遺影写真として使えるものになります。

ただ、少しでもきれいな遺影写真にするためには、下記の条件を参考にしてください。
・顔の大きさが 500 円玉以上であれば理想。(最少1円玉サイズ)
・デジタルデータの場合、200 万画素数以上が理想(サイズは9M 程度)。なければ最低でも1~2M。
・どうしても写真がない場合、使用可能な写真 [集合写真、運転免許証、パスポート、証明写真]
※写真サイズが小さい、ピントがあっていない、多少のキズがある場合などは、修正をするため別料金が かかる場合があります。

 

■遺影写真を生前撮影する

自分が死んでも、家族が困らないようにしておく。ためには、生きている間に遺影写真も自分で用意しておくのがいいでしょう。最近では終活の一貫として、生前にご自身で撮影される方も増えてきました。
亡くなってから、いくら家族葬など簡単な葬儀であっても、案外にするべきことは多く、遺影写真と言われて慌ててしまうことも少なくありません。

私自身、8年前の父の葬儀の際のこと。几帳面な人で自分が死んだら連絡するべき人や、葬儀の手筈まできちんと整理して書いて遺していました。今で言う“エンディングノート”を自前で完璧に遺した人でした。私と姉はその“父の手順”に従い葬儀の準備をすすめただけに過ぎません。お陰様で順調に準備は進んだものの、その完璧な準備でも“遺影写真”が抜けていました。あるいは近年の写真は子供たち(私達)の方がデータで用意できるだろうと思っていたのかもしれません。

しかし、病院から危篤を聞いてかけつけ、そのまま実家に運び込み通夜、葬儀まで実家に泊まり込みだったため、遺影の準備ができなかったのです。家のパソコンには遺影に使えそうなスナップ写真が入っていることはわかっていましたが、家に帰ることができず、また夫ではその写真を探し出すことができなかったのです。

仕方なく実家にあった、小さな写真を引き伸ばし、バックを加工し、なんともぼやけた写真になってしまいました。それでも葬儀社に頼んで数万円かかったと思います。

葬儀の準備の中で、見落としがちな“遺影写真”だからこそ、元気なうちに撮影しておくことをおすすめします。
遺影写真は、少し前までは、硬い表情の作られた笑顔の写真が主流でした。
しかし、最近では、その人らしさを感じられるような自由な遺影写真が増えています。
趣味に興じたり、大切なものと一緒に写ったりなど、個性に富んだ写真を撮影すればいいのです。

その際にプロに頼むことをおすすめします。費用は多少かかりますが、プロは最もその人らしさを見出し、奇跡の瞬間を撮影してくれるからです。

まだ、動けるうちに御本人の好きな服装で、ご家族に向けた最大の笑顔を遺せればいいですね。

遺影写真撮影サービス
(マクアケ 生前葬)
https://www.makuake.com/project/funerals/


■新しい遺影写真 遺影イラスト

自分らしく遺す・・・は写真だけとは限りません。肖像画や、個性的なものとして最近ではイラストで遺す方法もあります。写真と違う点は、“より本人らしさ”が出ること、部屋に飾っておいてもアートとして親しめること、そして描く際に画家に対して、人生について語ることで、ゆっくりとこれまでの自分と向き合う機会ができることにあります。

ポートレート専門の画家 山本勇気氏の遺影イラストは今の姿と若かりし日の姿を合わせて描きます。

遺影イラスト 山本勇気


人生の中で一番“旬”だった時期、やる気にあふれ日々戦っていた姿と、年月を重ねゆったりとした、柔和な今の表情を対比して描きます。どちらも同じ人ですが、その2枚の絵に人生が凝縮されています。

そんな現実以上に“らしさ”を表現できる絵もまた、ご家族にとって思い出を共有できる新しい遺影の形ですね。

山本勇気 遺影イラストはこちらから↓
(マクアケ 生前葬)
https://www.makuake.com/project/funerals/

 

文 松井麻里

終活と生前葬

自分史をなぜ残すのか。自分史を残すことのメリット

◆自分史は必要か?

自分の生きた痕跡を遺したいですか?という問に対して、絶対に遺したくない、自分が生きてきた証は何も残さず、きれいに消し去ってほしいという答えがしばしば返ってくる。
かく言う私もどちらかというとその一人だったが、最近そうではないのかもしれないと思うようになった。

遺したくないと考えるひとつに、「自分の人生なんて、特に何もない」という思いがある。
自分はそれなりに真面目に、一生懸命生きてきたし恥じることも無いのだけれど、それを他人が聞いてもきっと誰も面白くないし、あまりにも普通過ぎて改めて伝えること自体がおこがましい、そして自分にスポットが当たることへの気恥ずかしさ・・・そんなところではないだろうか。

しかし、数十年生きてきた人生はどれだけ平凡でも(平凡だと本人は思っていても)他人、特に身内の人間は聞きたい、知りたいものでもある。
逆を考えてほしい。自分の両親のことをどれだけ知っているか?案外知らないものである。お父さんのこと、自分が物心ついてから、家庭でのお父さんとしてしか知らないのではないだろうか?

でも、お父さんにも赤ん坊の頃があり、同じように学校に行き、結婚して自分が生まれる前までの経歴がある。そして、その後も“お父さん”をやりながら、社会人もやっていたのだ。
自分だってそう。家庭では母親のつもりでも、会社では母では同じではなく、仕事をしている姿を家族は知らない。

つまり、どれだけ近くても、たとえ親子でも自分の全貌を誰も知らないということ。知らなくてもいいかもしれないが、もしかして、そんな一人ひとりの何でもないと思っている人生こそが歴史であり、知識と知恵であり、子孫へ遺していくべき価値のあるものではないかと最近思うようになった。

◆自分史のメリット

毎朝起きてやるべきことをやる毎日かもしれないが、その積み重ねが人生でもある。しかしそんなとりとめのない時間を形にするのが自分史である。何もしなければ、何もない人生・・・で終わってしまうところを、形にし伝えるものが自分史である。

自分史はもしかすると自分に近い人にはあまり必要ないかもしれない。でも、子供や孫、自分の知らない子孫にとっては、「おじいちゃん(おばあちゃん)はこんな人だったんだ」ということを時代背景とともに知ることが、自分の存在の拠り所となり、誇りとなり、生きていくための糧になるのではないだろうか。

最近では、親戚どうしが会う機会も減り、自分の血縁について知らない人が増えている。親戚付き合いは面倒くさい一面もあるが、時間や距離を超えて何故か安心感と親近感をもつことができるのも親戚である。親戚という他人の生活を知ることで昔は子どもたちも人生の幅があったように思う。今やそれが減り、さらに何も残さず消えていくならば、これからの日本人がますます孤独になってしまう気がする。

 

◆自分史映像のすすめ

自分史といっても今はいろんな形がある。日記風に書くもの、新聞風に遺してくれるサービス。
しかし、ここでは自分史を映像で残すことをおすすめする。数十年を数分にまとめること、さらに自分の人生にタイトルをつけることなど到底できることではない。しかし、自分が元気なうちに、自分の人生を自ら語ることでこれまでの人生を振り返ることになる。振り返ればそこに必ず生きた痕跡がある。昔話しを誰かに語ればいい、それが映像で残すことのメリットの一つでもある。

きれいな文章にまとめようとするからハードルが高くなる。しかし、友人や家族との間で出る思い出ばなしは楽しいものではないだろうか。それを録画するだけでできるのが自分史映像だと思っている。自分の姿、肉声を遺すことができるのも大きなポイントである。

 

◆自分史映像制作の本当の意味
自分史映像を作成する中で気づいたことがある。

86歳の認知症のおばあちゃんの例。認知症が進行し喋ることはほとんど無理な状態である。立つこともできず、施設で普段は生活し、月に数回週末に娘さんが会いにくる。全く赤の他人の私に対して、初対面の時は警戒心(もあったと思う)からか、ほとんど会話もできず取材どころではない。

ところが、2回目、3回目と会ううちに、笑顔で迎えてくれるようになり、明らかに一緒にいることを楽しんでくれているのがわかるようになった。さらには私に対しての気遣いの言葉をもらった時は嬉しくて、自分の家族のような親近感を持つようになっていた。

この方は、自分史を作成するという理由で、65年ぶりの友人に会いに行くという旅行の企画を娘さんとたて実際に1泊2日で実行。おそらく、そのご友人とは最後の邂逅であり、おばあちゃんにとっても、最後の大旅行だったかもしれない。

これは大掛かりな例かもしれない。でも、一人の人の人生を振り返って、多かれ少なかれ周囲の者たちが一緒に動く、思い出をたどる、時代について調べる・・・そんな作業自体が、とても大切なことではないだろうか。そういったプロセスが共通の思い出となり、過去に、未来につながる。

それが自分史映像を作ることの本当の意味でもあると思っている。

 

(自分史映像制作プロデューサー 松井麻里)